これは「表面だけ」の、あるいは「その場だけ」の気づかいや親切は、それを受ける人のためには、あまりならないという意味です。それによって相手は何かやってもらえるのが当たり前という感覚になってしまい、次第に“自分の力でやり遂げよう!”という気持ちを失っていきます。
例えば、モノでもお金でも与えてばかりいると、やがて“与えてもらうこと”に慣れてしまいます。そうなると“何もしなくても与えてもらえるんだ”と思い込み、勘違いしてしまいます。その結果、自分でモノやお金を得ようとしなくなります。
本当に相手のことを思うのなら、やみくもに何かしてあげたり、与えたりするのではなく、将来にわたって、プラスになるように考えてやるべきでは?と私は思います。