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  • ニッポン放送

いざ鎌倉!に鞍はなし

「いざ鎌倉」とは「何かイチ大事が起きた時、すぐに駆けつける、対応する」といった意味ですが、せっかく馬で駆けつけようとしても、鞍がなかったら馬に乗ることができません。

長い人生、良い時もあれば悪い時もあります。たとえ上手くいかない時でも、常に「復活のための心の準備」が必要なのです。

私もデビューしてすぐ「青春スター」の称号をいただきましたが、その後、人気が落ちてきたことがありました。ところがまだ若かったこともあって、それを「事務所が悪い」「映画会社が悪い」と他の人のせいにしてしまっていたことがあったのです。

でもある時、「待てよ。そうやって誰かのせいにしていたら、子どもの頃と同じだ」と気づいたのです。実は子どもの頃、「家が貧しいのは、父親の働きが悪いからだ」とか「成績が悪いのは、先生の教え方が良くないからだ」と、よく思っていたのです。

それじゃいけない!ということで、考えを改めたんですが、じゃあ具体的にどうしたか?といいますと…、当時、後輩の野村将希クンの人気に嫉妬していましたが、発想を転換して野村クンを徹底的に応援したのです。それによって事務所が潤い、自分の宣伝が増えると考えたのですが、そうは言っても実際やってみると、正直辛かったです。それでもヤケにならず頑張ったことで、今の自分があると思います。