今週の格言 番組で紹介された格言を掲載しています

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ケンカも握手も同時進行

ケンカまでいかなくても、言い合いになった時、お互い頭に血が上っているので、つい言わなくていいことまで言ってしまいがちです。それでも、あとで謝って済む場合もありますが、言われたほうからすれば、それがずっと心に残って、不信感やモヤモヤから修復不可能の状態になることも珍しくありません。

やっぱりお互い大人なんだから、一時的にカッとなってケンカや口論をしても、いったん冷静になって“落としどころ”を見つける余裕が欲しいもの。それによって必ず糸口が見つかると、私は信じています。

例えば私がスタッフやマネージャーから「森田さん、これをやってください」と言われて「そんなことオレにやらせるのか!できるわけないだろ!」とケンカ腰で言ったら、相手は萎縮してしまうか、「決まったことなんだからやれよ!」と逆ギレするかもしれない。そうなると、その場の雰囲気も今後の関係にも、とても良くない。

実際、そう言ってしまった後、「よく考えたら、こういうやり方ならできたなぁ」とか「例えばこういうやり方はどうですか?と言えたなぁ」と思ったことがありました。

人間には誰しも感情があるので、それが出るのは当然です。

しかし同時に、歩み寄ることもできます。相手の事情を冷静に読んで、その後のことも考えるのが一番なのではと思います。もちろん人には「絶対に許せない」という一線がありますから、それを超えてしまったら話は別です。